小さな小さな命 32話
立ち止まってください。
動物保護団体ワールドパロットトラストは1989年イギリスのパラダイスパークにて創設されました。
オウム、インコの保護基金は現在までに$2,000,000にもなり、これは保護、福祉などの活動のために20の国々で使われ、種の数としては37種にも及びます。
このような広範囲にわたる活動にもかかわらず、WPTは4人のスタッフを除き、すべてボランティアによって支えられています。コストを抑えたアプローチが可能なのはかなりの経済的、人事的のサポートをWPTのホームベースであるパラダイスパークから得ているためです。
WPTの目的は、オウム、インコ種の存続、そして個々のオウム、インコの福祉を促進することです。これらの目的を達成するために、現地での保護活動、研究プロジェクト、そして教育プログラムの資金援助をしています。その上、WPTは鳥類飼養の基準向上を推進しています。
生物の多様性を失ってしまうという危機に直面しているオウムやインコを助けたいと思われる方は是非ホームページをご覧下さい。 http://www.worldparrottrustjapan.org/index.htm
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輸送されるために約1.5x2.0mの箱に100羽から150羽のヨウムが詰め込まれる。
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捕獲者が捕まえたヨウムをわなからはずしているところ。1995から1999年の間に合計175000羽の野生ヨウムが合法的に輸出された。
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ブラジルに生息するアオボウシインコのヒナが貿易の輸送のためカゴに詰め込まれる。 野鳥貿易の輸送状況は決して良くはなく、死亡率は40-75%にも上る。個体群の数の減少だけでなく、その死亡率の高さから、残酷さも指摘されている。
存続をおびやかされているほとんどの動物の個体数減少の一番の原因はペットとしての野生オウム類の捕獲です。
このような結果から見ても、今後もっと早い対策と現場での保護活動、そしてみなさんが署名してくれた紙と熱い思いを政府に提出することにより多くの鳥達が幸せで暮らせる事、また、ペットとしていまかわいがられている多くの動物達の影では数え切れないほどの動物達の死がありそれを知って考えるだけでもこれから先大きな進歩につながると考えます。
写真提供:WPT
http://www.worldparrottrustjapan.org/index.htm
悲しいことですね。
貧しいと先の事まで考えが回らないですからね。
世界中の政府レベルで取り組んでいかないと、
イタチごっこになってしまい、手遅れになりそうです。
by ユナ (2005-07-31 02:56)
我が家にもヨウムがいますが、最初の写真を見て、
一瞬息を飲み、その後暫く言葉も出ませんでした。
我が家の子は、飼い切れなくなった人から引き取った子ですが、
動物を飼う(買う)人間がいる限りは、こういう事態はなくならないわけで、
動物と暮らすことが好きな人間の一人としては、悩むところです。
野生のヨウムなんて、そう簡単に懐かないと思いますけど、どうなんでしょうかね。
by 玲 (2005-08-21 15:12)
私もヨウムを飼っています。大切に飼育していますが、
今、我が家にいるヨウムはこうゆう犠牲を経て
第三国へ輸出された固体からブリーティングされた子供が
我が家にたどり着いたのだろうと考えると思いは複雑です。
いつか日本にペットとして輸入されたヨウムの子孫が海を渡って
アフリカの地に帰ることができればと夢見てしまいます。
by 理 (2005-11-07 19:24)