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タトゥーの男 24話

    

夜、6時マナウス港の外れからの出発・・・

     

マデイラ川を上る。準備良し、体調良し、気分良し、じゃあなマナウスまた、会おう。 以前、ベレンから乗った船より、やや小さく、船内は汚い。乗船している客も以前の観光客染みた感じが無く、なんとなく疲れきった顔をみんなしている。  ハンモックを船内の真ん中あたりに早々と吊るし、バックパックをワイヤーで固定。チャックには全て鍵をかけた。

         

隣人は気のよさそうなおばさんと、肩にタトゥーを入れた。30台半ばの男性がいる。なんでもポルトベーリョまで6日間かかるらしく、まあゆっくりいこうじゃないかと自分に言い聞かせた。今日はもう寝よう。翌朝、食事の時間に起きる、食事は3食付だが決して良いものではなかった、でも無いよりましだし。オレは何でも食える。ここにいるブラジル人は食べるのが皆早く、早食いのオレでさえギリギリ追いつくのがやっとだった。食事は船の1階と二階に別れてだされるのだが、ずうずうしい奴は上と下を交互に行き来して2回食事をとっていた。がめつくなきゃブラジルでは生きていけねーんだよ。 そんな、笑みを浮かべていた。

   

    

 


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